「うちの子、すぐに人に頼ってしまう…」
お子さんが、何か困ったことがあると、すぐに親に頼ってきたり、自分で解決しようとしない…そんな悩みを抱えていませんか?
これからの時代、子供たちには、与えられた問題を解くだけでなく、自分で問題を発見し、解決する力が求められます。
この記事では、子供の「考える力」を育て、問題解決能力を高めるための5つのステップをご紹介します。
お子さんが、自分で考え、自分で行動し、困難を乗り越えていく力を身につけられるよう、一緒にサポートしていきましょう。
なぜ、問題解決能力が大切なの?
未来を生き抜くための必須スキル
現代社会は、変化のスピードが速く、予測不可能な出来事が次々と起こります。
このような時代を生き抜くためには、与えられた問題を解くだけでなく、自分で問題を発見し、解決する力、つまり問題解決能力が不可欠です。
問題解決能力が高いと、
- 困難に直面しても、諦めずに解決策を探せる
- 新しいアイデアを生み出すことができる
- 自ら考えて行動できる
- 社会の変化に対応できる
- 将来の選択肢を広げることができる
など、様々なメリットがあります。
問題解決能力を育む5つのステップ
1. 自分で考えさせる
何か問題が起きたとき、すぐに答えを教えるのではなく、まずは子供自身に考えさせるようにしましょう。
- 「どうしたらいいと思う?」「何か良いアイデアはある?」など、子供に問いかけましょう。
- 答えを急かさず、じっくりと考える時間を与えましょう。
- 子供の意見を尊重し、頭ごなしに否定しないようにしましょう。
2. 問題を明確にする
問題の本質を理解することで、より適切な解決策を見つけることができます。
- 何が問題なのか、具体的に言葉にして説明させましょう。
- 問題の原因や背景を探るように促しましょう。
- 問題を整理し、分解することで、複雑な問題を扱いやすくしましょう。
- 図や絵を使って、問題を視覚化するのも効果的です。
3. 解決策を考える
問題を理解したら、次に解決策を考えさせます。
- 複数の解決策を考えさせ、それぞれのメリットとデメリットを比較検討させましょう。
- 柔軟な発想を促し、斬新なアイデアも歓迎しましょう。
- 子供の発想を褒め、自信を持たせましょう。
4. 解決策を実行する
考えた解決策を実行に移すことで、実践的な力を養うことができます。
- 子供自身に計画を立てさせ、主体的に行動させるように促しましょう。
- 実行する過程を観察し、必要に応じてアドバイスやサポートをしましょう。
- 失敗しても、責めずに、励ましましょう。
5. 結果を振り返る
解決策を実行した結果を振り返ることで、改善点を見つけ、次の行動に活かすことができます。
- 成功した点、失敗した点を具体的に振り返らせましょう。
- 次はどうすればより良くなるか、改善策を考えさせましょう。
- 成功体験を共有し、喜びを分かち合いましょう。
- 失敗から学び、成長につなげることを教えましょう。
【シーン別】問題解決能力を育む声かけ例
友達とケンカをした時
- 「何があったの?」「どうすれば仲直りできると思う?」
- 「〇〇はどうしたい?」「〇〇の気持ちは?」
- 「お互いの気持ちを伝え合ってみようか?」
- 「次は、どうすればケンカにならないと思う?」
宿題がわからない時
- 「どこがわからないの?」「自分でどこまでできた?」
- 「教科書や参考書を見てみようか?」「インターネットで調べてみようか?」
- 「〇〇なら、きっと解けるよ」
- 「一緒に、もう一度問題を読んでみようか?」
失敗した時
- 「どうして失敗したんだろう?」「次はどうしたらうまくいくかな?」
- 「失敗から学べることは何だろう?」「次は、どうすればいいか考えてみよう」
- 「〇〇は、よく頑張ったよ」「次も、頑張ってね」
- 「失敗しても大丈夫だよ」
まとめ|問題解決能力を育て、未来を切り開こう!
問題解決能力は、子供たちが未来を生き抜くために、最も重要なスキルのひとつです。
今回ご紹介した5つのステップを参考に、日々の生活の中で、子供の考える力を育て、問題解決能力を高めていきましょう。
困難な壁にぶつかった時でも、自分で考え、行動し、乗り越えていく力を身につけ、未来を切り開いていくことができるはずです。
この問題解決能力を育むことは、他の記事「【保存版】子どものレジリエンスを高める3つの方法|心の強い子に育てる親の関わり方」の重要な要素の一つです。ぜひ合わせてご覧ください。
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